Amazon FLEXで早く配る方法【実践(前編)】

ルート

どうも、ケンチャーハンです!
今回はエリアに出た際の配り方のコツを伝授したいと思います!

※この記事は2022年9月時点で筆者の経験に基づいた記事となっております。
日々ステーションでの内容は変わっていきますしエリアによって内容は多少異なりますので、全てのドライバーに当てはまる訳ではないという事を予めご理解の上お読み頂きますようお願い申し上げます。

AIか、それとも我が道か…

まずはルートを確認します。
アプリの地図をタップするとその日に配るエリアに番号のついたピンがずらっと立ち並んでいると思います。
ピン順(番号順)に配ればそれがAIが導き出したルートです。

AIに委ねる場合

もちろんAI通りに配っても構いません。
むしろ初心者の方なら尚更AI推奨ルートから始めた方が良いと思っています。

AI推奨ルートの良いところはルートを自分で考えなくて良いことです。
ひたすら番号順に配れば必全的に配り終わることが出来ます。

ピン順に回っている途中、時間指定や営業時間の都合でまだそのお宅や店舗への配送が出来ない場合もあると思います。
その場合はそれらのピンを飛ばしながら配り、時間がきたら改めて配りに行けばOKです。

また、配りきれなかったとしてもAI通りに進んで配りきれなかった訳ですから、アマゾン側にも非がある訳で、未配を出しても初心者の方に対して強いお咎めはないでしょう。
※あまりにも個数が残った場合や配るのが遅すぎる場合は別途ステーション(以下ST)の方との個人的な面談があるかも知れません。
その際は素直にアドバイスを頂くのが良いと思います。

我が道を行く場合

中々言葉だけで説明するのが難しいので図を描いてみました。
下記図と箇条書きの設定を例に説明していきます。

  • 8hオファー(7:00-15:00)
  • ST(ステーション)から30分のエリア
  • 個数100個ほど件数80件
  • 8-12時の時間指定のピン番号
    【5・10・11・30・50・67】
  • 14-16時の時間指定ピン番号
    【79・80】
  • ST(ステーション)→マップ右方面
  • 自宅→マップ左方面

まず、14-16時の時間指定は最後に回ることになるので、そこをゴールにルートを組んでいきます

14‐16時の時間指定はほとんどの場合ピン番号の後半に組み込まれています。
また、例の様に2件以上14-16時の指定がある場合、ステーションに近い方を最後になるようルート組みします。
但し、他の荷物が全て配完出来た場合はステーションではなく、直帰目線に切り替え自宅に近い方を最後に配ります。

さて、みなさんはどんなルートを組んでみましたか?
ここからは私なりのルート組みを紹介してみたいと思います。

ケンチャーハン流ルート

私の場合、このマップを見た瞬間、14-16時を除いて午前中には終わると確信します。
エリア到着後に時間指定⑤を除いた②③④⑥くらいを回ってから30分くらいコンビニ等で休憩するでしょう。笑
そして8:00を過ぎたら右下の⑧を起点にマップを反時計周りに、大体をAI推奨ルートの流れに沿って番号順に配っていきます。(⑤も忘れずに。笑)

午前指定は8:00~12:00なので、8:00過ぎから配り始めることによって午前指定を気にせず回れる為、数に余裕があるときは先に8:00まで待ってから配り始めるようにしています。

ここで注意しなければならない点は、ピン順に数えて一番最後の午前指定です。
図で言えば67番のピンになります。
このピンを12時までに確実に通過できる場合に限り、上記内容でルートを組みます。
もっと言えば、私は11:30までには確実に午前指定を全て配れるようルート組みをしています。
何かあった場合の保険みたいなものでもありますし、受け取り側からしても12:00ギリギリに来られるのは少しモヤっとしますよね。笑

話を戻しますが、なぜ30分休憩する前に午前指定である⑤(午前指定)を除く②③④⑥を回るかというと…、
若い番号には朝の早い時間しか在宅していないお宅の配送が割り当てられている可能性が極めて高いからです。

アマゾン側から明確にされている訳ではないのであくまでも私個人の考察にはなりますが、2年ほどアマフレをしてきての見解になります。
若い番号を後半に組んだこともあるのですが、やはり不在の場合が多かった印象です。

恐らくですが、同じお宅にamazonが何度か配送している場合、過去の統計からそのお客様に対しての配完率が高い時間帯を割り出しているのではないでしょうか。

上記でも言った通りあくまでも考察の範疇にはなりますが、AIが組んでいることもありスタート位置も適当に割り当てられている訳ではないと思っています。

14-16時の79・80ピンに関してはケースバイケースです。
どうしても落とせない不在がある場合はSTへの持ち戻りを考え79・80の順で配りますし、14‐16時の時間指定以外を全部配り切れた場合は直帰目線で80・79の順に配ります。
ここに関しては、12時までに一通り回れるとすれば14時まで2時間も空くので、上記マップくらいのエリア範囲でしたら正直あまり深く考えていません。

初心者の初動

何にせよルート組みは、『基準となる自分の配送スピードを知る』必要があります。

そこで始めたばかりの方に行ってほしい実践として『普通に回る』があります。

ナーサリー期間は個数が少ない場合も多いのでついつい早く帰りたい気持ちから早いペースで回りがちです。
その気持ちを抑えて『普通に』回ってみて下さい。
※今はナーサリーでも個数多いみたいですが…;

ここでいう『普通』とは、安全運転は勿論のこと、降車してから配達先の玄関口まで走らず徒歩で配る(駐禁が怖いところや車のすれ違いが困難な所等は除く)、何か迷うことがあれば自己判断せずサポートに連絡する等、とにかく平静に坦々と業務をこなしてみて下さい。

そこでの宅配スピードを基準としてルートをイメージすると自分は1時間に大体何件は配れるとか、ここに最後の午前指定を入れておけば余裕をもって12:00までには配れそうだ等、イメージがしやすくなります。

そのやり方で配送に慣れてきた頃には基礎が身についているので、数がどっと増えた時や何か問題が起きたとしても動揺しないで対処できると思います。

前述にも書きましたが、初心者の方はまずAI推奨ルート通りに回ってみることをお勧めします。

マンモスとタワマンの脅威

早く回れない理由の一つにマンモス団地とタワーマンションがあります。

マップだけで見れば、1件の建物で10~20個を一気に配れるんだから楽勝だろと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実際そう上手くは配れません。

マンモス団地やタワマンは、ワンフロアが広く高層である為エレベーターの待ち時間も掛かります。
また、行く部屋によって乗るエレベーターが違ったり、配送指定も様々で初見で行くともはや迷路です。
個人的には住宅街を20件配る方が楽ですし、ストレスもありません。

アマゾンフレックスではエリアの固定が無いので、1度行くとしばらく行かないことも多く、次行った頃には忘れていることもあります。

マンモスとタワマン攻略のコツ

面倒臭いのは最後にゆっくり

初心者の方が回る際のコツとしては、マップを見て大きな建物一か所にピンが集中して立っている場合、最後に回った方が良いかと思います。

なぜなら、まだ荷室に多くの荷物が残った状態で行くと、探すのに手間取ったり、時間が掛かってしまった場合に残りの件数を取り戻すことが難しくなるからです。
気持ち的にも疲れてしまいますので、慣れていないうちは順番を最後に持ってくるのが無難かと思います。

また最後に回ることで気持ちに余裕が生まれ、その建物をよく見て知ることができます。
これは大変重要なことです。

エントランスと宅配ボックスの位置駐車スペースは敷地内にあるのか業者用搬入経路の指定はあるのか、分からなければ管理人やコンシェルジュに尋ねることも出来ます。
気持ちに焦りが無い分、スムーズにその建物の構造や仕組みを理解することが出来ます。

それは記憶として残り、次に行ったとき必ず役に立つはずです。

タワマンオススメ順序

配送指定には主に【玄関先(置き配)※、置き配不可、宅配ボックス】があります。

私の場合はまず数あるピンの中から宅配ボックス指定のものと、ポストに入る封筒物を先に抜きメールボックスに向かいます

それらを全て一か所で完結させた後、一度車両へ戻り箱物を台車に積みエントランスで1件1件インターホンを鳴らして在宅している部屋に配ります。
その上で、不在だった荷物はもう一度メールボックスに行き、宅配ボックスへと配達します。

上記手順だと玄関先と置き配不可の荷物を先に配ってから、不在だった荷物を宅配ボックス指定や封筒物と合わせてメールボックスに行った方が二度手間にならないと思われるかも知れません。
自分が別の大手宅配会社等でやっていればそうすると思います。

そうしないのはアマフレのアプリ表示に理由があります。

タワマンやマンモス団地の場合、配送する全部屋分の情報が一つのピンに入っているとは限りません。
多くの場合、マップ上の一件の建物にいくつものピンが刺さっていて分散されていることがほとんどです。
そして配送指定の内容も、そのピン一つ一つを開いて確認しなければなりません。
実はこれ凄く面倒な作業です。
そして操作に慣れていてもこんがらがります。笑

なので、先に一か所で完結できる宅配ボックス指定と封筒物を済ませてマップ上に表示されるピンの数を減らします。
そうすることで余計にピンを開く回数を減らし、残りの箱物をスムーズに配ることが出来ます

文章だと中々上手く伝わらないと思いますが、一度試してみて下さい。
きっと言いたいことが分かると思います。笑

※玄関先=置き配という意味ですが、オートロックマンションの場合は一件一件エントランスのインターホンで在宅確認が義務付けられています
例えば、一件在宅確認が出来てオートロックが解錠されたからといって、在宅確認していない部屋への置き配は出来ません。(備考欄にそれでも良い旨の内容が記載されている場合や直接お客様と連絡を取って承諾を得た場合を除きます)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はルート組みとタワマン攻略等について少しお話してみました。

次回の後半では、配るときのコツや注意点などについて紹介していけたらと思います。

積込編も書いておりますので、まだ読んでいない方は是非あわせて読んでみて下さい。

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

コメント

  1. はれお より:

    Amazonflex初心者です。マンモス団地やタワマンは納得です。丁寧な解説大変参考になりました、ありがとうございました。

    • ケンチャーハンケンチャーハン より:

      こちらこそご覧頂き有難う御座います。
      この記事を書いた頃より個数は多くなっていて大変かと思いますが、こればかりは慣れです。
      コツさえ掴めば配り切れないということは無くなります。
      一緒に頑張りましょう!