『軽貨物』で調べると軽貨物運送や軽貨物配送、軽貨物ドライバーや業務委託ドライバーなどのワードを目にすることが多いのではないでしょうか。
正式名称は『貨物軽自動車運送事業』といいます。
私は現在、軽貨物ドライバーになる為の準備段階であり、軽貨物について勉強中です。
もちろん“稼ぐ為”に働くわけですし、その為の勉強なのですが、今回は【引かれるお金】ということで、実際に働く前段階で知っておいた方がいい【諸経費】のお話をしていこうと思います。
新規で開業する方、始めようか迷っている方は是非最後までご覧ください。
軽貨物の種類と内容に関しては下記の記事でまとめてありますので是非ご覧ください。
『諸経費云々の前に軽貨物運送業は稼げるのか』

まだ稼働もしていない状況でこの結論を出すことは難しいですが、実際に働いている方々や私自身の考察を交えてお話してみようと思います。
よく、求人広告を見ると“月収50万円以上稼げます!”とか“年収1000万円も夢じゃない!”など、高額な数字が並んでいて私なんかはついつい浮き足だってしまうのですが、みなさんはどうでしょうか?
「本当にそんな稼げるならみんながみんなやっているよ。」と思うのが正直なところではないでしょうか。私も内心そう思います。
ただ、一つ言えるのは「それだけの収入を得ている“人もいる”」ということです。
こんなことを言うと、どの職業でも当てはまりそうなのですが、私なりに説明会等に足を運んできましたのでこちらの記事もご覧ください。
また、月収や年収はあくまで売上であり給与ではありません。
つまり、50万円を稼いだとしても必ず諸経費が引かれるということです。
『売上げと手取りの間にある諸経費』

軽貨物で月50万円稼ぐと手元にいくら残るのでしょうか。
そもそも引かれる経費は?書き出してみましょう。
- 車両リース代(車両が無い場合)
- ガソリン代
- 整備費用(オイル交換やタイヤ交換等)
- 車検代(隔年)
- 月極駐車場代(無い場合)
- 配送時のパーキング料金
- 任意保険
- 貨物保険
- ロイヤリティ(業務委託の場合)
1番目はリースの他にレンタルの場合もあります。持ち込みは歓迎という企業が多いですが、稀に会社ロゴ・社名等のペイントやラッピングが必須という企業もありますので注意が必要です。
またリースの場合、5年契約など長期での契約が多く、途中で解約すると違約金が発生することもあるので、契約前によく内容を確認するように気をつけましょう。
3.4番目はリースやレンタル代に含まれる場合もあります。
下記はその例です。
リース 18,000/月・車検代/整備費用は含まない
リース 35,000/月・車検代/整備費用込み
レンタル 1,500/日・乗った日数分、車検代/整備費用込み
契約する会社によって内容は異なりますので、事前に契約内容をよく確認しましょう。
9番目は業務委託先の企業によって異なってきます。自身の収入に直接関わってくる項目でもあるので、よく考えてから契約しましょう。
掛かる費用を計算してみる

上記内容から自分なりに計算してみました。
※東京で業務委託契約した場合で、月の売上げを50万円ロイヤリティ10%として考えます。
- 車両リース代(車検・整備費込)・・・35,000円
- ガソリン代・・・・・・・・・・・・・25,000円
- 月極駐車場代・・・・・・・・・・・・20,000円
- パーキング代・・・・・・・・・・・・10,000円
- 任意保険・貨物保険・・・・・・・・・20,000円
- ロイヤリティ(10%)・・・・・・・・・50,000円
いかがでしょうか。
上記の費用を売上から差し引くと手取りで340,000円程になります。
もちろん会社によりリースやロイヤリティの金額も違いますし、任意保険の内容によっても保険料に差は出てきますので、あくまで大雑把に見積もった額でしかありません。
また、年金や健康保険・家賃・光熱費などはもちろん入っていませんので、35万円から支払います。
まとめ
前述で見積もった手取り34万円という金額の満足度は人それぞれですが、正社員として会社に拘束されたくないという方には良いのかも知れませんね。
事実、私も組織の中で身動きが出来ない働き方をしてきた人間なので、この機会に色々試してみようと思ってる次第です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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